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Old Chairman's Blog 前理事長のブログ

日記 投稿日:2015年4月2日

桜花への願い

わたしたち日本人は万葉の頃から桜を特別な感慨をもって眺めているが、この桜に願いを込めて祈る人が多いと聞いた。

咲きはじめの花には「希望と夢」を、満開の花には「就活、婚活などの現在の願い」を、そして散り際の花には「厄や不幸を吹き飛ばして」と願うのだという。

今年は開花宣言が出たと思ったらあっという間に満開になっていた。

桜は満開になると散るのが早いから、願いごとをし忘れる人もいるかもしれない。

日記 投稿日:2015年4月1日

新事業年度が始まる

今日(4月1日)は殆どの企業および官公署で新事業年度入りする日だ。

新入社員を迎え入れて入社式が行われ、配属先が決まる。

新人にとっては運命の一瞬だ。彼らは入社前に希望していた部署に配属されることはまずない。社章を胸の襟につけてもらってやっと会社の一員になれた気がするが、どんな上司の下で、どんな先輩たちに囲まれて仕事をするのだろうと、期待半分・不安半分というところだろう。

「初心忘れるべからず」で、この日のことを忘れないで頑張ってほしいものだ。

日記 投稿日:2015年3月27日

卒業式(3)

昨日までの「卒業式」で述べなかったものに、企業の卒業式がある。

つまり定年退職だ。

多くは事業年度末(3月末)か該当者の生年月日の属する末日に迎える。

年齢もその企業の方針で60歳であったり65歳であったりする。

その日になると、企業では組織長から長年の勤務に対して慰労の言葉が贈られ、本人からも「長い間お世話になりました・・・」という感謝の気持ちが述べられる。

そして女性社員から花束を贈られて拍手をもって見送られる。

ここには学校を卒業するのとは違った意味がある。

すなわち、次のプロセスが用意されていないのだ。

ここで終わるか、または自分で次のプロセスを見つけなければならないのだ。

日記 投稿日:2015年3月26日

卒業式(2)

卒業にはいろいろな種類がある。小学校、中学校、高校、大学等々の卒業。

これはいずれも、人生の節目におけるプロセスのなかでそれを終えたことで卒業するものである。その後には必ず次のプロセスが待っている。

しかもチャレンジングなものである。だからそこには希望がある。

しかし、次のプロセスが始まらない卒業もある。それは文字通り人生の卒業だ。

最近の新聞の死亡欄を見ると、自分と同世代の人が載っているのを見かけることが多くなった。そろそろ・・・と感じてしまう瞬間だ。

一方で、事故に巻き込まれて、若い人が亡くなっている。

人生はcontingency(偶有性)に満ちていて、何が起こるかわからない。

日記 投稿日:2015年3月25日

卒業式

3月になってあちこちで卒業式が行われている。

希望する学校や会社に入学、就職できた人は胸を膨らませて卒業式に臨むことになるのだろう。その一方で、希望するところに入れなかった人は、複雑な気持ちで臨むのではないか。

今では卒業式で「蛍の光」を歌うことはないのだろうが、校長や学長はどん言葉をもって卒業生を送り出すのか。

私のときは「太った豚よりやせたソクラテスになれ」と大河内総長の告示があったと報じられたが、実際には聞いていない(草稿にはあったが総長が読み飛ばしてしまったそうだ)。

そのため、後になって新聞報道で知ることになったが、印象的な告示であることには違いない。

日記 投稿日:2015年3月20日

地下鉄サリン事件から20年

20年前の今日(1995年3月20日)、オーム真理教による地下鉄サリン事故が起こった。

事件を知らせる緊急番組で、どうやらサリンという劇薬が撒かれ、地下鉄構内で多数の死傷者がでているというショッキングな報道に日本中が釘付けになった。

そして、時間が経つにつれて死傷者が増え、事件の全体像をつかむには専門家の解説を待たねばならなかった。

あれから20年。未だに事件を起こした当事者たちの裁判が続いている。

当時青年だった彼らは何に魅せられてあのような活動に走ったのか、まだ本人たちはその真相を語っていない。それが無い限り、事件は終わらない。

日記 投稿日:2015年3月19日

今年の春闘の主役は政府

春闘の会社側の回答が出揃ってきた。

それを見ると、昨年度より増額されているし、ベースアップも実施されるところが多いようだ。非正規社員に対しても増額が見込まれている。

ところで、この春闘というのは、組合の要求に対して会社が応えるというのがストーリーだが、今年はそれに政府が加わっているのが特徴だ。

そのため、会社側の回答は、組合よりは政府に向かって応えているような姿勢が見受けられるように見えてしまう。

政府も、アベノミクスの成否は実質賃金が上がってはじめて評価されるので、それだけ真剣なことはわかるが、政府が口出ししなくても出来るようになってもらいたいものだ。

日記 投稿日:2015年3月18日

原発の廃炉

3月17日から18日にかけて、5基の原発の廃炉が決まることになった。

いずれも40年以上経った老朽化した小型の原発だ。

それらを再開しても、原子力規制委員会の安全基準を満たすにはコストはかかるし、古くて効率的ではないと判断されたのであろう。

しかし、廃炉するには膨大な費用がかかるし、廃棄物の処分方法も決まっていない。東電の福島原発の事故以来、まだ再開した原発0の状態が続いているが、廃炉の方針、コスト負担も含めて、エネルギー需給問題の中で、きちんと議論して欲しいものだ。

日記 投稿日:2015年3月16日

就活生OBを送り出す

昨夕、今月末で大学を卒業する4年生15人の集まりに参加してきた。

昨年の今頃は、就活生として就職支援をしていた学生たちだ。

すでに内定先で入社前研修を受けていて、それぞれの企業の紹介と、なかにはその企業の商品やサービスを使って欲しいなどと、もう企業人としての顔をのぞかせているのが面白かった。

1年前と比べると、顔つきもなんとなく大人びて頼もしく感じられるのもうれしいことだ。

彼らがこれからそれぞれの人生を歩き出すのかと思うと応援のエールを贈りたくなってくる。

日記 投稿日:2015年3月12日

あれから4年目(3)

震災関連死3,194人。

震災以降に震災に関連して亡くなった人の数だ。

なかには将来を悲観して自殺した人もいるという。

多くは高齢者で、仮設住宅に住んでいて誰に見守られることもなくひっそりと亡くなっている。拠り所を失った人は将来に希望を見出せない。

そのため、今を生きることになる。そして、ひたすら過去の“よかった”日々を思い出しながら生きることになる。

そして決して前に踏み出そうとはしない。それは踏み出せないのだ。

そのような人は、みんなで支えあうしかない。

そして、若い人たちに未来を引き受けてもらうことが必要になるのだ。

地域の復興の暁にはどうなっているというより、どうしたいかを語れるのは若い人たちの特権だ。そこに希望を託したい。

更地になっている土地の上に何をつくるか、それぞれに知恵をだして特徴のある地域づくりをやってもらいたいものだ。未来を語るときには希望がある。

それを持ち続けてほしいものだ。