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Old Chairman's Blog 前理事長のブログ

日記 投稿日:2015年6月16日

憲法学者が叫ぶ

集団的自衛権の行使をめぐって国会審議が行われているが、参考人として呼ばれた憲法学者3人は、いずれも憲法違反だと断じた。

それ以降、自分の立場を明らかにする憲法学者が多く、立憲主義の立場から違憲を唱えている。

それに対して政府は、あくまで「憲法の枠内で考えられる自衛権である」と従来の主張を繰り返すだけだ。そして、数の論理で押し通そうというつもりのようだ。

相互にもっと熱く語って欲しい。

なにせ、日本の将来を決めることになるのだから、時間をかけて、徹底的に議論して欲しいものだ。

日記 投稿日:2015年6月15日

アジサイは雨が似合う

事務所を引っ越したとき、ある人からアジサイの鉢植えをいただいた。

最初の1週間ほどは紫色の花びらが生き生きとして目を楽しませてくれた。

窓際において、水をやり、注意したつもりだが、なんとなくしおれてきて元気がなくなってきた。そこで家に持ち帰り、庭に置いて他の鉢植えの花と一緒に世話をすることになった。

するとどうだろう。雨にぬれて、頭を垂れていた花も生き返ってきた。

そして、葉っぱも生き生きとしてきた。

アジサイはやはり雨がふさわしい。

日記 投稿日:2015年6月12日

沖縄の梅雨明け

昨日(6月11日)、沖縄地方は梅雨明けしたという。平年より12日早く、昨年より15日早く明けたことになる。

入梅したのが5月20日(平年より11日遅れ)だったから、梅雨期間は22日で平年の半分にしかならなかったようだ。梅雨前線は北上し、九州地方ではすでに記録的な雨が降って土砂災害や、避難騒ぎが起こっている。

これから本番を迎えるだけに、雨と暑さ対策には目を離せない日が続きそうだ。

日記 投稿日:2015年6月11日

新人研修で思うこと

今年も新年度入りして2ヶ月が経過して、企業の新入社員研修はほぼ終わったとみてよいだろう。

各社のテーマは、社会人としての基礎的なマナー、スキルの取得がメインだが、そのなかで目標をもつことの大切さを教えることになる。

当然、仕事が割り当てられ、その目標を達成することは、企業人としての最低限の要請である。

問題はその他に個人としての人生目標を設定し、それを意識して社会生活を送って欲しいということだ。それを座標軸としてもっていれば、何かと刺激の多い生活のなかで、迷いながらもそちらの方向に向かって進めるものだ。

目標がなければ、外からの刺激に右往左往し、誰かの描いた道を歩むことになる。そういったことを伝えたいものだ。

日記 投稿日:2015年6月10日

入梅後の晴れ

関東地方は例年通り入梅した。ところが、今日は晴れてきた。

なぜか入梅後に晴れるのがいつものパターンだ。

そのため、本当に入梅したのかと疑ってしまうことになる。

これから天気予報を頼りに傘を持参するかどうかを判断するので、正確であってほしいと思うのは私だけではないだろう。今朝はもちろん持参していない。

その代わり、事務所に予備の傘を置いて備えている。

日記 投稿日:2015年6月9日

集団的自衛権行使の違憲性

4日の衆院憲法審査会では、与党と野党が推薦した3人の憲法学者が参考人として意見を述べた。

皮肉にも与党が推薦した学者を含め、3人とも立憲主義の観点から政府の集団的自衛権行使を限定容認するという見解を問題とし、「違憲」という結論で一致した。

立憲主義とは、憲法によって国家権力を制限し、国民の権利などを守る考え方で、時の政権が憲法の根幹に関わる解釈を変えることに慎重であるべきだというもの。

これに対して、政府側は「憲法解釈としての裁量の範囲内だ」として合憲性を訴えようとしている。しかし、政府側の答弁は抽象的過ぎて理解に苦しむことがある。

もっと丁寧に答えてほしいし、国会審議はきちんとやってほしいものだ。

やはり、改憲が先だという結論がでてほしいものだ。

日記 投稿日:2015年6月8日

125万件の年金情報の流出

日本年金機構から約125万件の情報が流出した。発端は外部から送られてきたウイルスメールだった。

同機構の職員が受け取ったメールに添付されたファイルを開いたことで、ウイルスに感染した不正アクセスを許した。

「不審なメールは開けない」というのがこの種の情報を扱っている人の常識だが、機構ではその後も多くの職員が添付ファイルを開けてしまった。驚くほど幼稚でずさんな対応だ。

そういえば、年金機構の前身は「消えた年金」問題を起こした旧社会保険庁だ。しかも、それが起こったのは第一次安倍内閣のときであり、支持率の低下とそのあとの参院選の敗北につながったはずだ。

今回も対応を誤れば、政府不信は避けられず、今後の国会審議に影響を与えることになるのではないか。

日記 投稿日:2015年6月5日

選挙権年齢が18歳になる

6月4日、選挙権年齢を現在の20歳以上から18歳以上に引き下げる公職選挙法改正案が衆院本会議で採択された。

参院の審議を経て成立することになる。

来年の参院選から適用され、これにより約240万人の有権者が増えることになる。

しかし問題がないわけではない。現在でも20代の人たちの国政選挙の投票率は、他の年代の人たちに比べ約20%低いと言われている。

彼らの関心は内向きで、政治や経済の動きには無関心なのが現実だ。その彼らに政治への関心を持たせるには、社会をあげての取り組みが必要になる。

世代間格差を抱える日本では、若い人たちの声が大きくならないと、いつまでたっても重要問題の先送りが行われてしまうことになる。

“目覚めよ君たち”だ。

日記 投稿日:2015年6月4日

天皇陛下の挨拶

マスコミ報道によると、3日夜、国賓として来日されているフィリピン大統領を歓迎する晩餐会が皇居で開催された。

天皇陛下は冒頭の挨拶で、先の大戦でフィリピンで多くの国民が犠牲になったことに触れられ「私ども日本人が深い痛恨の心と共に長く忘れてはならないことであり、戦後70年を迎える本年、犠牲者へ深く哀悼の意を表します」と述べられた。

これに対して、アキノ大統領は「過去に経験した痛みや悲劇は、相互尊重や尊厳に根ざした関係構築に努めるという貴国の約束によって癒されてきました」と応えられたという。

このような関係ばかりなら、戦後の外交は成功したと言えようが、必ずしもそうではないところに外交の難しさがある。

この晩餐会に出席された安倍総理が戦後70周年を機に発表される談話に大戦についてどう表現されるか興味あるところである。

日記 投稿日:2015年6月3日

男の引き際

1週間前に再選されたばかりのブラッターFIFA会長が辞任する意向だと発表した。

“何を今さら”と言いたくなる辞任劇だ。現職を含む多くの幹部が訴追され、選挙前から辞任を迫られていたにも拘らず堂々と選挙に臨み、FIFAの改革を訴えていたのは何だったのか。違和感が残る。

責任の取り方としては最低のパターンになってしまった。

一度頂点を極めると、そこは公のものという意識が薄れ、自分の指定席だと思ってしまう。

それを失うのは、自分を失うのと同じだと感じるのではないか。引き際を見ると、その人の生き方が見えてくる。